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地上デジタル放送地デジアンテナ設置工事のお話
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 地上デジタル放送で送られてくる音響はCD並みの高音質となっています。特に、5.1chを使用するサラウンドデジタル放送では、専用のアンプと6個のスピーカーを使うことによってミニシアター並みの臨場感と迫力のある音響を楽しむことができます。地上デジタル放送のすべての番組が5.1chサラウンド対応ではありませんが、EPGや新聞のテレビ欄などで確認することが可能ます。

 地上デジタル放送の対応テレビは、High Definitionテレビとも呼ばれ、その画質の精細さを示す基準ともなる走査線の数がこれまでのアナログのテレビの2倍以上もあるのが特徴です。このため、地上デジタル放送は、色彩もとても美しく、細かいところまで見えるので、臨場感あふれる鮮明な映像をご家庭でも楽しむことができます。画面の縦横比率が、これまでの地上アナログ放送の4:3の画面に対して、人間の視野に最も近い16:9の比率になっているので、とても迫力のある画面となっています。

 地上デジタル放送では、地域に密着したニュースや気象情報・災害情報など、生活に役立つ便利な情報をテレビリモコンの「d」ボタンを押すだけで、いつでも文字情報や静止画を観ることができます。また、地上デジタル放送では、テレビ番組と連動しているデータ放送が行われている場合もあり、例えば、ドラマなら、番組を見ながらあらすじや登場人物を確認したりすることができます。

 地上デジタル放送のEPGは、「Electronic Program Guide」の略で電子番組表のことをいいます。地上デジタル放送対応のテレビのリモコン操作でこのEPGボタンを押すと、テレビ画面にその日から1週間の番組表が表示されます。さらには、放送時間や出演者など、最新の番組内容の表示や検索、番組予約を行うことも可能です。

 地上デジタル放送の字幕放送は、テレビの番組中のセリフやコメントを文字テロップで流すサービスです。これまでの地上アナログ放送の場合は、字幕放送を見るためには、特別なアダプターが別に必要でしたが、地上デジタル放送では、テレビの標準機能として字幕放送を見ることができるようになっています。字幕放送番組については、EPGや新聞のテレビ欄で確認できます。

 地上デジタル放送では、ハイビジョン放送1チャンネル分で、現行のアナログ放送と同じ標準画質(SD)であれば2~3番組を同時に放送することが可能です。例えばスポーツ中継が時間内に収まらない場合に、メインチャンネルでは当初の予定通りドラマを放送しながら、サブチャンネルでスポーツ中継を引き続き行うことも技術的には可能です。

 さらには、地上デジタル放送では双方向通信が可能です。これは、テレビに電話回線やインターネット回線をつなぐことによって、テレビ局と双方向に情報のやりとりができる機能です。リモコンの操作でクイズ番組に参加したり、テレビショッピングなどを気軽に楽しむことができるようにもなっています。

 地上デジタル放送には、数々のメリットがあります。テレビ放送のデジタル化の大きな目的の一つには、限りある電波帯の有効利用があげられます。電波は、各周波数帯別に使用目的が割り当てられており、放送や通信に使用できるのも一定の電波の周波数に限られています。日本の現状では、もうこれ以上増やすことのできないほどに過密に使われているため、現行のアナログ放送を続けているのではチャンネルが足りなくなってしまいます。しかし、データをより多く送信できるよう地上デジタル放送にすれば、チャンネルに余裕ができます。空いたチャンネルは、今後の情報通信技術活用社会、情報化社会の進展のために利用することが計画されています。

 このような理由から、2001年に国会において電波法が改正され、アナログテレビ放送による現行の周波数の使用は10年以内に停止することになりました。これを踏まえて作成された放送用周波数使用計画(チャンネルプラン)では、計画変更の公示日の2001年7月25日から起算して10年目の日と規定されました。これによって現行のアナログ放送は2011年の7月24日までに終了することが決定されたのです。
 

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 地デジ用のアンテナ本体価格としては、比較的高性能の14素子でも20素子でも6,000~8,000円程度で購入できますが、一般的に電気屋さんに依頼すると別途アンテナ設置工事費用がかかります。この地上デジタル放送のアンテナ工事費用は、設置場所などによりまちまちですが、一般的な屋根の場合であれば概ね3万円程度と見積もっておく必要がありますが、この価格は、全国平均の金額なので、あくまでも地上デジタル放送用アンテナ設置工事の目安としてください。実際のアンテナ設置工事では、屋根の形状や高さ、その他機器の設置環境や条件によって、あるいは地域によって地デジアンテナの構成や工事費用が異なる場合もあるので、詳しくは電器店等に相談してください。そのときには、複数の工事業者から見積もりを取ることをお勧めします。

 地デジ用アンテナは、UHFの特性上、必ずしも高い場所に設置しなくても十分に性能を発揮する場合がありますので、日曜大工などに少し慣れている人であれば、自宅のベランダ等に自分で設置工事を行うことも可能です。地デジ用アンテナを購入する際は、DHマークの表示があるものをお勧めします。

 (社)電子情報技術産業協会(JEITA)では、BS・110度CSの衛星放送及び地上デジタルテレビ放送受信用アンテナ・受信機器の性能及び品質の維持向上のために、基準を定めて登録制度を実施しています。この基準に合格した機器には、「DHマーク)が付けられています。これを自主的に管理することによって良質なホームアンテナ・ホーム受信機器を審査・登録し、これらの製品の普及促進を図っています。 



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